Kunimori Motors Co., Ltd.
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出番なし

ラフェスタミッレミリアイベントサポート無事終了し後片付けの1日

沢山の工具、パーツを積んでサポートに挑みましたが皆様が喜ぶようなストーリーは残念ながら何もなし

4日間イベント中に使った工具はプラグレンチとウエスのみ

さて、初参加メインサポートTR-3、サブサポートTR-2はラフェスタミッレミリア等のラリーイベント用に製作した車両

仕上げてから200キロ程度のテストを行い納車しオーナー様自身もテスト済

暖気で20分以上アイドリングさせていてもカブる、水温上がってオーバーヒートすることなく一定の状態で現代車の様な安定感

1日目、都内脱出の首都高速大渋滞でも一切心配なしでした

クラシックカーイベントは勿論、クラシックカーライフを楽しむ為には車が壊れない事ですよね

壊れる事を心配しながら乗るなんて論外でしょう

その為には予算と時間を掛けてシッカリメンテナンスする事です

1度完成した車両は結果壊れない=お金が掛からない車両と言う事になります

さて、工具を元に戻してお待ち頂いている作業始めますか!

Bluetooth機能

弊社ではラリーイベントに出場する車両には必ず取り付ける事にしているMSD

もちろん街乗り車両にもお勧めしています

安定した点火はアイドリングの超安定化のみならずトルクアップや燃費の向上が体感できます

今年からは6AL ULTRAに進化し小型化、Bluetooth搭載になり、エンジン始動時の点火時期制御、リタード機能も自在になりました

特に有り難いのはBluetooth機能を使いエンジン回転数や電圧がリアルタイムで測定出来ることかと思います

クラシックカーで正確なエンジン回転数はなかなか測定できませんからね

正確なエンジン回転数が解るとタコメーターとの誤差が良く解り、カンに頼ったりする事なくアイドリング調整出来ますし、車両オーナーにも正確な車両状態の説明が出来ます

実際のエンジン回転数は約1000rpmでもタコメーターは1400rpmと誤差の範囲を大幅に外れてます

チョッとズレ過ぎで気持ち悪い

イベント前にメーター屋さんに調整出して間に合うかなぁ

ローギア遠い問題

TR-2,3はローギアが若干遠くメインキー配線に近いため手が配線に当たって思わぬショートがあったりします

今回、ローギア遠いのを対策して欲しいとのオーダー

たまたま?弊社にはTR6のミッションがあったのでシフトレバーを取り外し比べてみると

レバーが真っ直ぐなTR3に対してTR6は手前に曲がりしかも長い

このまま取り付けてもシフトストロークが長くなりメーターパネルに手が当たる可能性大

しかも若干シフトレバーの取り付け方が違うのでミッション側を加工しないと取り付けできません

いやはやスンナリいきませんねぇ

9月末のラフェスタミッレミリアに間に合うのか!?

イベント開催迄あと3週間…

リミット

車検整備中のTRIUMPH TR-4A

クラッチマスターシリンダーの漏れを確認したのでクラッチマスターシリンダー、クラッチスリーブシリンダー、クラッチホースと全部交換

マスターだけ漏れてたのならマスターだけ交換すれば良いじゃない?って思った方もいるかもしれません

弊社で初めてメンテナンスする個体はメンテナンスのゼロポイントを作るため交換可能なパーツは可能な限り交換します

中古部品などまだ使えるからと交換すればその時は安く納品できますが、数ヶ月後にまた交換となればオーナーに大きな負担を掛ける事になりますから

さて、クラッチマスターを交換しようとクレビスピンを外そうとするも外れない

ガチャガチャプライヤーで外すとビックリ

クラッチペダルとクレビスピンがすり減り形が変わってる

クラッチペダルなどあと少しで崩壊してクラッチ踏めない事になってました

大変な事態になってしまいましたが、ブレーキクラッチペダルボックスアッセンブルで取り外し溶接修理します

オリジナル穴以上に広がった部分をカットし鉄板を溶接

その後リューターで形を整えペイント

これでまた10年安心してお乗りいただけます

さてお次は・・・

開先とってよ

作業中のTRIUMPH TR3

アクセルペダルとブレーキペダルの高さ合わせしてたら

大した力入れてないのにアクセルペダルがヌルっとした感触

アクセルペダルリンク折れた・・・

オリジナルは1本物

このリンクは何やらカクカクしてるから作ったようですねぇ

溶接もちゃんと開先取ってないから中まで溶接溶け込んでない

昔は新品部品が出なかったので溶接修理しましたが、ここは新品にしたいところです

イギリスに直ぐ発注します!

が、納車に間に合わないことも考えて修理もしておこう・・・