Kunimori Motors Co., Ltd.
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タイミングライト問題

今までデジタルタイミングライトを使っていました

デジタルタイミングライトが壊れた訳ではないのですが、MSDマルチスパークを取り付けて点火タイミングをセットアップする時に誤作動起こす事が度々

弊社はMSD取り付けやMSD取り付けた車両のメンテナンスも多い為、MSD専用タイミングライトを導入

流石専用のタイミングライトだけあってバッチリ点火タイミング把握出来ます

MSD ULTRAキター

弊社ではラリーイベントでサポートする車両やチューニングした車両等の殆どにMSDをインストールしています

MSDはアイドリング時、1度の点火信号で6~7回火花を飛ばしている為、多少の事ではカブり知らずです

しかし難点として本体ユニットが大きく取り付け場所に困っていました

それがこの6ALウルトラは今までの約半分の大きさ(ルーカスのボルテージレギュレーターと同じくらいの大きさ)で点火のマッピングを専用アプリで調整できると言う優れもの!

更に6AL ULTRA PLUSはMAPセンサーを搭載

今まで出来なかった点火の進角遅角も制御出来ます

点火の心配がある方は是非!MSD ULTRAを取り付けてみてはいかがでしょうか

ご興味のあるお客様お問い合わせお待ちしております。

Primavera 3日目

スタート前にFIATのエンジン始動確認。

流石CDI点火、コールドスタートでも一発始動。

これなら問題無いでしょう。

サポートしているJAGUAR XK120、TRIUMPH TR-2がスタート。調子良く走った行ったので後を追いかけます。

FIATは最後の方の番号。まあ何もないので前2台との間付近を走っていればOK。

あー気持ちいいなぁ。

なんて思っていたらスタート直後のFIATから緊急連絡!?

エンジンが急に止まった!?っと言う事。

急いで現場に戻ります。

現場にはイベントスタッフが車を囲み、オーナー様は不安な表情。

早速、原因を確認。なんと新品CDI本体の電源が入らない・・・パンクしてる。

慌ててサポートカーのパーツから予備のCDI本体を持って来て差し替えるとエンジン始動!

タイムロスは10分。なんとか競技に間に合うか!

その後、FIATのオーナー様からエンジンストールの連絡あり。今度はメインキーが悪さして振動で電源が落ちるトラブル。でもこれはもう一度エンジン掛けるとまた走れると言うことなので、そのまま3日目ゴールまで走って貰いましょう。

ゴール後メインキーの配線チェック。怪しい配線を見つけたのでカット。端子を新しくして半田付け。少しでも不安要素が無くなればイイかな。

よーし。エンジン掛けて問題なければこのまま最終日走って貰おう!

エンジン掛けると問題なし!メインキーシリンダーOFF!ってエンジン止まらない?!

キーOFFにするとボヤ~っとイグニッションランプ点灯。キーONにすると消える。

まさか今度は発電機のコントロールボックス不良!?キーOFFでも発電してるから点火システムに電気逆まわりしてエンジン止まらない。

掛からないのも困るけど、止まらないのも困る。これは部品もないし調整できない。

エンストさせてエンジン止めるしかないですね。オーナー様にトラブルの原因をご説明して3日目終了。

あっ。JAGUARとTRIUMPHは問題なし。定期メンテナンスのみで終了です。

Primavera 2日目夜

2日目無事ゴールした3台

JAGUAR XK120のブレーキは全く問題なし。ラリー定期メンテナンスのみ

TRIUMPH TR-2のオイル吹きは無いので安心。エンジンオイル量チェック、冷却水問題なし。

懸案事項のオルタネーター。ICのご機嫌次第で発電。今のところ、ご機嫌の様子なのでそっとしておきます。

さて、FIATは時々押し掛けしないとエンジン始動しない事案

キーシリンダーの調子も良くないんだけど、点火系統の電源も怪しい。

試しに点火システムをポイント点火からCDI点火に仮配線で変更。

すると。いくらセルモーター回しても掛からなかったエンジンがスルッと始動!

やっぱり配線も怪しいかったのね。オーナー様に点火システムを変更して良いか確認。OK頂き作業開始!

1時間程掛かりCDIシステムインストール。

これで明日から安心してイベント楽しんで欲しいです!

データはウソつかない

メンテナンス中の車両での事案。

いつもではないけど失火する。ツキが悪くカブる。なんか気持ち悪い。

この車両はデスビ23Dのポイントレス仕様、プラグはBP6HSでギャップは1.4ミリ。プラグコードは銅線、イグニッションコイルは中華?

キャブレターはSUツイン。点検、清掃はもちろん油面調整済み。

この状態でカイセのイグニッションアナライザーをセット。

すると燃焼時間0.68ミリセカンドとやけに短いし、ピーク電圧も6.7キロボルトと低い。

若干プラグギャップが広いので要求電圧が高くなっても良いのですがねぇ。

波形の立ち上がりも変。終息の仕方も短くストンと落ちてます。

波形の長さも1ミリセカンド弱。

これでは失火?していても仕方がない。

これはイグニッションコイル、プラグコードが怪しい。

プラグコードは古いタイプの導線コードでした。

芯の部分に錆が出てきてる。悪く無いけど良くは無い感じ。

試しにMSDイグニッションコイル、MSDプラグコードに変更し、再度カイセのイグニッションアナライザーをセット

面白いデータが取れました。

ナント、燃焼時間は約5倍?!3.38ミリセカンドと大幅に長くなりました。

ピーク電圧も7.6キロボルトとアップ。

波形の立ち上がり、長さも悪くありません。

当然、失火も無くフケ上がりも問題ありませんし、アイドリングも安定。

まだ実走行していませんが、体感出来るくらいトルク感が出てると思います。

何となく、遠回りだけどしらみ潰しに部品交換してみる。

それもいい?かもしれません。

データを見比べ、無駄な部品交換はしない方がオーナー様もメカニックも負担が少ないと思います。