Kunimori Motors Co., Ltd.
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1/4 LEAF SPRING

オーダーから3ヵ月!?

やっと届いたSPRITE MK-1用のリアリーフスプリング&テレスコピックショック・コンバージョンキット。

早速作業。古いリーフスプリングと比べると枚数が全く違がう。

このまま組み立てると車高があがりすきてカニ目のSUV?って事に。しかもスプリングが固すぎて乗り心地悪くなります。

新品で部品が来てもリーフスプリングをバラして組み替えて車高調整。1/4リーフスプリング用の車高下げ部品もあるのですがそれは最終手段に。

若干、車高高めじゃないですか?

いえいえ。新品の状態でこの位にセットしておかないと、スプリングがヘタって車高が下がったときに丁度良くなりません。

さて、このあとは車検です。

もう少々お待ち下さい。

クラッチ交換完了

交換した方がいい又は補修した方がいいケド、オーナー様に言われてないから今回はそのままでイイよね。

そのまま組んで納車しましょう!

なんて私にはとても出来ません。

もちろん勝手に作業するのではなく

オーナー様に作業と要交換部品の提案をし、了解頂いてから作業しております。

今回はリストアが終わって綺麗なボディーなのにエンジンはサビサビで可哀想だったので

エンジンペイント専用のグリーンでペイント

シリンダーヘッドはアルミヘッドに交換されているのでヘッドはペイントせず

今まで付いていたデスビはベース部分が割れていて無理やり締めて固定していました。

走行中に割れてデスビが外れる可能性も・・・

新品25Dポイントレスデスビに交換、ポイントのメンテナンスフリーに。

プラグコードも製作しました。

また、機械式ポンプがそのまま残っていたので取り外しブランキングプレートに変更しました。

何故かと言うと、機械式ポンプそのままだとペコペコうるさいんですよね。

さて、エンジン搭載しコマゴマ手直し

クラッチも無事に?!キレて??

霧ヶ峰山岳テストコースへ

クラッチは特に問題なさそうですね。

テスト走行すると、今後のメンテナンスの方向性も見えてきました。

納車時、これからのクラシックカーライフの提案させて頂ければと思います。

危険な加工

クラッチトラブルで先日お預かりした948ccヒーレースプライト。

月末のイベントに乗りたい!っという事。

今までの経験では、部品が揃っていれば1.5日掛からないで終わるクラッチ交換作業。

しかし、何もないなんて事は無いのがクラシックカーメンテ。

メンテナンスのお見積を製作、オーナー様から作業進めて下さいとご連絡頂いたので早速エンジン降ろすと・・・

あれ?新しい?でもクラッチカバーにあるはずの物がない。

クラッチベアリングとクラッチカバーの部品が一体化!

うーん。恐らく最近ありがちなクラッチベアリングのカーボン部分が砕けて、カバーと一体化したのだろう。

っと思いましたが。

車をお預かりした時にオーナー様がクラッチが滑る。っと仰っていたのが引っ掛かってました。

この状態になるとクラッチスリーブシリンダーの移動量を越え、シリンダーピストンが飛び出しクラッチオイルが漏れてクラッチペダルスカスカ。クラッチ切れないっというのが通常。

クラッチスリーブは抜けてないのを確認。

なんとなくクラッチフォークを動かすとフォークのストローク位置がおかしい。

プッシュロッドを外してみると、延長加工されてました。

恐らくこの加工が原因でしょう。

クラッチの切れが悪い→切れを良くするためにロッド延長→クラッチ踏んでいなくてもクラッチ切れていてエンジン回転上げるとクラッチ滑り→ずーっとベアリングはクラッチカバーに当たっているのでベアリングは耐えられなくなりバラバラに。

最近、部品のクオリティーが下がったとはいえキチンとメンテナンスされていなかったら、どんな部品でも壊れてしまいますよねぇ。

エンジン降ろした時にしか出来ないエンジン清掃、エンジンリペイントもやっておきましょう!