ラフェスタプリマベラ1日目
朝の名古屋熱田神宮
独特の雰囲気の中、次々とクラシックカーが集結
我々メカニックは朝からバタバタ
エントラントの皆さんが大きなトラブルなくゴールして欲しいですね
数ヶ月前にオーダーした足回りの部品がやっと届いたので作業開始
フレームに響く足回りの音は厄介で複合的なトラブルが多い。
今回も例に漏れず・・・
リーフスプリングのシャックルブッシュは原型を留めない程変形していたので音が出てた可能性アリ。
アームストロングショックアブソーバのリンクもヘタってボディーに干渉。これも擦れる音がしていたでしょう。
心配な部分を排除するならリーフスプリング、Uボルト、サイレントブッシュ等も交換した方が良いと思います。
先ずはこれで試運転。
足回りのゴツゴツギシギシという異音は無くなり良い感じ。これで良いかなと思った時、一瞬コーン!と高い音が!?
でもいつも鳴ることはありません。かといって段差を乗り越えたり、コーナリングで音が鳴ったり鳴らなかったりと不規則。
あまり聞いたこと無い音。右で鳴ったり左で鳴ったり??
まあ、古い車だしこの位の音はしますよね~って?許されないでしょ。
リフトに上げて点検。交換した部分の緩み、締め忘れではない。
なんとなくブレーキドラムを揺すってみると若干スラスト方向の遊びが大きい。
TRのハブベアリングはテーパーローラーベアリングタイプ。
故に正確にシム調整をしないとベアリング遊びが出る。そしてハーフシャフトの打音となりデフホーシングを伝わりシャシーへの共鳴音に。
当然ベアリングのガタがあったまま走行していたので左右ベアリング交換。
測定しながらシム調整。
テスト走行。ラフに運転してもシットリ運転しても特に異音も無く非常に静かになりました。
お待たせしましたTR-3メンテナンス完了です。
弊社のTIG溶接機は製造から28年。
消耗品以外壊れたことが無い良い子
まだまだ頑張って貰わないと困るのでカバーを全て外し溜まったホコリを吹き飛ばす。
虫の死骸やホコリで基盤がショート!っというのも困りますからね。
お休みの間に工場設備のメンテナンスをやっております。