Kunimori Motors Co., Ltd.
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3軸デジタル化

今年の夏は暑すぎました。

工場内は連日40℃を超える日が続き、ついに複合旋盤に取り付けていたデジタルディスプレイが「Error」表示しか出なくなってしまいました。

あの、いかにも70年代を感じさせるレトロなディスプレイ、意外と視認性もよくて気に入っていたのですが……残念です。

仕方なく、今回はフライス盤のスケールも表示出来る汎用3軸デジタルディスプレイを流用してモディファイすることにしました。

今まで使用していたミツトヨのデジタルノギスを取り外し、代わりにリニアスケールを加工して取り付け。
手間がかかるかと思いきや、思いのほかすんなりインストール完了。

機能が多すぎてまだ使いこなせるか不安ですが、視認性は抜群。老眼が進んだ自分にはとてもありがたい仕様です。

さて、これで加工精度もアップ。
何を作って遊ぼうか、また楽しみが増えました。

ジェンセンヒーレーのエキゾースト修理

ジェンセンヒーレーのエキゾーストマニホールドにクラックを発見。正直なところ、途方に暮れましたが、気を取り直してエキゾーストを取り外すことに。



以前から思っていたのですが、ロータス製エンジンのエキゾーストって本当に外しづらいですね…。レンチの振り幅がほとんど取れず、毎回苦労します。



さて、取り外して確認すると案の定、パイプに一周ぐるりと亀裂が。これでは排気漏れも当然です。



今回はただ溶接で埋めるのではなく、クラック部分を一度カットしてからしっかり修正します。角度を調整しながら、あっち向けてこっち向けて丁寧に溶接。



また、エンジンへ再装着する前に、フランジ面の錆とガスケットのこびりつきもひどかったため、しっかりサンディング処理を実施。これで新品ガスケットもピッタリ面圧がかかる状態になりました。

ありがとうBowさん

今朝、Bowさんのイベントが横浜で開催されていると知りました。しかも、なんと本日が最終日とのこと。いても立ってもいられず、急いで会場へ向かいました。

アトリエを再現した展示や、思い出の写真、そして描かれた数々のスケッチに囲まれて、まるでBowさんがそこにいるかのような空気に包まれ、胸が熱くなりました。

会場では主催者の方と、Bowさんの思い出をゆっくり語り合うことができました。懐かしく、心温まるひとときでした。

「今後何かご一緒させてください」とお伝えして、会場を後にしました。

ありがとう、Bowさん。
そして、これからも。

まずはフロントサスペンションから

大変お待たせいたしました。ジェンセンヒーレー、ついに本格的な作業に入りました。今回はブレーキ系統とサスペンションのリフレッシュから着手です。

まずはフロントサスペンションを丸ごと分解。ショック、アッパーアーム、ロアアーム、スプリング、ナックル、ハブなど、主要パーツをすべて取り外しました。
下の写真は、取り外した部品たち。古いグリースでギトギトになっており、これから一本一本丁寧に洗浄していきます。





状態を確認したところ、アーム類にはかなりの錆が見られました。洗浄後の状態を見て判断しますが、必要であればサンドブラスト処理&パウダーコート仕上げも視野に入れています。仕上がりの美しさだけでなく、耐久性の向上も図ります。

そしてこちらは、足回りが取り外されスッキリとしたフロントサイドの様子。





長年の汚れが溜まっており、こちらも順次クリーニングと補修を進めていきます。配管類やブレーキホースの状態もチェックし、必要に応じて交換予定です。

今後も工程ごとに進捗をご報告いたしますので、引き続きお楽しみに!

ラ・フェスタ・プリマベラ終了後の近況と作業再開について

ラ・フェスタ・プリマベラが終わってからというもの、押していた仕事に追われる日々が続き、ついに疲れがどっと出てしまい、ダウンしておりました。

ようやく今日から、無理のない範囲で仕事を再開いたします。

先日、発注していた ロータス・ヨーロッパ用の配線一式(画像左)と、FIAT 1100TV用の配線およびハイトルクスターター(画像右、Powerlite製)が無事届きました。



古い車両では、経年劣化で硬化した配線や、無計画に増設された配線によって、接触不良やショートが頻発することがあります。最悪の場合、車両火災に至る危険性も否定できません。

こうしたリスクを回避するため、ハーネス交換は非常に重要なメンテナンスのひとつです。新品のハーネスは決して安くはありませんが、費用対効果は非常に高く、安全性と信頼性の向上につながります。
クラシックカーを長く楽しむためには、必ず実施すべき整備項目だと考えています。
特にクラシックカーラリーイベントに出場する車両においては、安全確保のためにも必須のメンテナンスと言えるでしょう。

ただしその前に、現在工場に入庫中の ジェンセン・ヒーレー と ミジェット1500 の作業を優先して進めてまいります。

今後の整備状況も引き続きブログでご報告していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。