Complete

1955年Le Mansレース当日の朝
パドックに佇むLBL301
っと言う感じで撮ってみました。
MG-Aモディファイ完成です。
内燃機屋さんからクランク、ブロック等加工が終わって帰ってきたので組立開始。
このタイプのトライアンフエンジンはエンジンのオイルシールにウッドを使っています。
今でも新品のガスケットセットには木っ端が同封。知らない人は何コレ?ゴミ?って捨てちゃいそう。
しかもこのままでは使用出来ません。シールの形に削らなければなりません。
ゴミや埃を嫌うエンジン組立とは思えない作業でしょ?
ゴミ入らない様に工場の端に行って木っ端をカッターで削り、サンディングしてはエンジンに当てて形を製作。
エンジン組立のお楽しみと言えばバルブタイミング合わせ。
特にチューニングエンジンでもないのに合いマークで合わせりゃイイでしょ?
なんて声も聞こえて来そうてすが、ここがエンジンの肝。メカニックのお楽しみでしょう。
今回、タイミングチェーン、クランク、カムギアとテンショナーも新品に交換。
そこ迄神経質になりませんでしたが、再使用の場合は各部分がかなり減っているので注意が必要です。
バルブタイミング3回合わせてマニュアル通り。カムギアがスライドならチョッと遊びたかったのですが・・・
お楽しみも終わり!ペイントして完了。
パッと乗っけましょ。
あっちを作業したり、こっち作業したり。
今日はオートチョークが壊れ、キャブセッティングがイマイチなストロンバーグキャブレターからSUキャブにコンバート。
MG-BのストロンバーグからSUのコンバートキットってあるんですがとても高価。
今回は中古のHS6を入手し弊社でO/H
キャブ本体はウェットブラストで綺麗にし、中身の部品も交換。
キレイになって気持ちいい!
早速車体に取り付け、リンケージ、ワイヤー周りの加工をしてエンジン始動。
1発始動、アイドリング安定。シングルSUで燃費も良いかもしれません。
蓼科に工場を出してからアルファのメンテナンスも増えてきました。
今回入庫のジュリエッタは車検整備と足周りのリフレッシュ。
ブレーキ周りとか苦戦するかなぁっと思いましたが、英国車と同じガーリング。
馴染みの部品でホッとしました。
メンテナンスのお見積も終わり、リフト待ちの車と入れ替えよう!っとブレーキ周りホイールを元に戻してエンジン掛けようと思ったら掛からない。
?さっきまで掛かってたのに?
カイセのイグニッションアナライザーで点火してるかチェックするも点火信号なし?
デスビ外して中身を点検!?
ポイントの接点がヘコヘコ。見たことない位置に。
ポイントは新しそうなのにポイントの板バネが折れてる!これじゃ点火しないよねぇ。
ポイントレスデスビに交換予定だったので丁度良かった?
お客様からメンテナンスのゴーサイン頂いたので、ジュリエッタは部品待ち。
次はオースチンヒーレー・スプライトの車検整備お見積もりです。
ほぼ形になったヘッドカウリング
まだアルミ溶接部分をスムージングしていません。これからサンディングします。
削っては凹みを叩き出し、凹みを溶接して埋めたり。また削っての繰り返しで作業台はアルミの粉だらけに。
イイ感じに形になりました。さて、このヘッドカウリングは完全固定ではなく可動式。
走行中は車体に固定する必要があります。
ヘッドカウリングエンド部分をベルト取り付ける分チョップ。内側にベルト固定台座を溶接取り付け。
オーダーメイドしたベルトをインストール。
車体の色に合わせたベルト色がイイ感じですねぇ。
この後はヘッドカウリングを板金屋さんでボディカラーにペイントします。