Kunimori Motors Co., Ltd.
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FROG EYE

メンテナンスでは何度かお預かりしたSPRITE MK-1

リフトで車両を持ち上げて

ブレーキ周りの点検していると何か違和感

あれ??左右でホイールシリンダーの位置が違う!?

右後バックプレートの組み立て方が間違ってます

ブレーキシュー、ホイールシリンダーを取り外しバックプレートの位置を正規の位置に組み直し

それに伴いサイドブレーキリンクも修正

ホイールシリンダーを外してみるとブレーキフルード漏れを確認、ダストブーツも付いていなかったので交換します

融雪材で痛んだのかな?ブレーキパイプが錆びてピンホールが出来そうな位腐っていたのでブレーキパイプ製作交換。

そしてバンプストラップとブァッファーもボロボロだったので交換

その他車検メンテナンスをして

最後に自作アライメント測定マシン登場

左右のハンドル切れ角修正、左右トー&トータルトー調整

これで真っ直ぐ走るクルマになりました

これで車検に行けます

納車と引き揚げ、立ち食いそば紀行。

長期メンテナンスお預かりしていたAUSTIN HALEY SPRITE MK-1の納車準備完了。

大変お待たせ致しました。この個体の気になっていた部分を全て修理させて頂きました。

蓼科のテストコースを走らせても何の問題もなく、快調な車に仕上がったと思います。

カニ目とのカーライフ楽しんで頂ければ幸いです。

カニ目の納車が無事終わり、一路千葉県へ。

立ち食いそば好きなワタクシ。久しぶりにアクアライン海ほたるにある立ち食い蕎麦『かずさ』へ。

今日はあさりのかき揚げ蕎麦をチョイス。

揚げ置きではなく、オーダー入ってから揚げるタイプ。あさりのかき揚げがサクサクで絶品!

千葉でAUSTIN A40 FARINA MK-1 Countrymanをピックアップ

弊社で仕上げ販売予定です。

どんな感じに仕上げようかなぁ~

そして帰り道に立ち寄ったのは下仁田。

昭和レトロなドライブインで下仁田ネギそばにチャレンジ。

出汁が甘めですが、下仁田ネギにピッタリマッチ。下仁田ネギ1本入ってる?!これは結構いけますなぁ。

久しぶりの充実した立ち食いそば紀行でした!

1/4 LEAF SPRING

オーダーから3ヵ月!?

やっと届いたSPRITE MK-1用のリアリーフスプリング&テレスコピックショック・コンバージョンキット。

早速作業。古いリーフスプリングと比べると枚数が全く違がう。

このまま組み立てると車高があがりすきてカニ目のSUV?って事に。しかもスプリングが固すぎて乗り心地悪くなります。

新品で部品が来てもリーフスプリングをバラして組み替えて車高調整。1/4リーフスプリング用の車高下げ部品もあるのですがそれは最終手段に。

若干、車高高めじゃないですか?

いえいえ。新品の状態でこの位にセットしておかないと、スプリングがヘタって車高が下がったときに丁度良くなりません。

さて、このあとは車検です。

もう少々お待ち下さい。

クラッチ交換完了

交換した方がいい又は補修した方がいいケド、オーナー様に言われてないから今回はそのままでイイよね。

そのまま組んで納車しましょう!

なんて私にはとても出来ません。

もちろん勝手に作業するのではなく

オーナー様に作業と要交換部品の提案をし、了解頂いてから作業しております。

今回はリストアが終わって綺麗なボディーなのにエンジンはサビサビで可哀想だったので

エンジンペイント専用のグリーンでペイント

シリンダーヘッドはアルミヘッドに交換されているのでヘッドはペイントせず

今まで付いていたデスビはベース部分が割れていて無理やり締めて固定していました。

走行中に割れてデスビが外れる可能性も・・・

新品25Dポイントレスデスビに交換、ポイントのメンテナンスフリーに。

プラグコードも製作しました。

また、機械式ポンプがそのまま残っていたので取り外しブランキングプレートに変更しました。

何故かと言うと、機械式ポンプそのままだとペコペコうるさいんですよね。

さて、エンジン搭載しコマゴマ手直し

クラッチも無事に?!キレて??

霧ヶ峰山岳テストコースへ

クラッチは特に問題なさそうですね。

テスト走行すると、今後のメンテナンスの方向性も見えてきました。

納車時、これからのクラシックカーライフの提案させて頂ければと思います。

危険な加工

クラッチトラブルで先日お預かりした948ccヒーレースプライト。

月末のイベントに乗りたい!っという事。

今までの経験では、部品が揃っていれば1.5日掛からないで終わるクラッチ交換作業。

しかし、何もないなんて事は無いのがクラシックカーメンテ。

メンテナンスのお見積を製作、オーナー様から作業進めて下さいとご連絡頂いたので早速エンジン降ろすと・・・

あれ?新しい?でもクラッチカバーにあるはずの物がない。

クラッチベアリングとクラッチカバーの部品が一体化!

うーん。恐らく最近ありがちなクラッチベアリングのカーボン部分が砕けて、カバーと一体化したのだろう。

っと思いましたが。

車をお預かりした時にオーナー様がクラッチが滑る。っと仰っていたのが引っ掛かってました。

この状態になるとクラッチスリーブシリンダーの移動量を越え、シリンダーピストンが飛び出しクラッチオイルが漏れてクラッチペダルスカスカ。クラッチ切れないっというのが通常。

クラッチスリーブは抜けてないのを確認。

なんとなくクラッチフォークを動かすとフォークのストローク位置がおかしい。

プッシュロッドを外してみると、延長加工されてました。

恐らくこの加工が原因でしょう。

クラッチの切れが悪い→切れを良くするためにロッド延長→クラッチ踏んでいなくてもクラッチ切れていてエンジン回転上げるとクラッチ滑り→ずーっとベアリングはクラッチカバーに当たっているのでベアリングは耐えられなくなりバラバラに。

最近、部品のクオリティーが下がったとはいえキチンとメンテナンスされていなかったら、どんな部品でも壊れてしまいますよねぇ。

エンジン降ろした時にしか出来ないエンジン清掃、エンジンリペイントもやっておきましょう!