Kunimori Motors Co., Ltd.
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データはウソつかない

メンテナンス中の車両での事案。

いつもではないけど失火する。ツキが悪くカブる。なんか気持ち悪い。

この車両はデスビ23Dのポイントレス仕様、プラグはBP6HSでギャップは1.4ミリ。プラグコードは銅線、イグニッションコイルは中華?

キャブレターはSUツイン。点検、清掃はもちろん油面調整済み。

この状態でカイセのイグニッションアナライザーをセット。

すると燃焼時間0.68ミリセカンドとやけに短いし、ピーク電圧も6.7キロボルトと低い。

若干プラグギャップが広いので要求電圧が高くなっても良いのですがねぇ。

波形の立ち上がりも変。終息の仕方も短くストンと落ちてます。

波形の長さも1ミリセカンド弱。

これでは失火?していても仕方がない。

これはイグニッションコイル、プラグコードが怪しい。

プラグコードは古いタイプの導線コードでした。

芯の部分に錆が出てきてる。悪く無いけど良くは無い感じ。

試しにMSDイグニッションコイル、MSDプラグコードに変更し、再度カイセのイグニッションアナライザーをセット

面白いデータが取れました。

ナント、燃焼時間は約5倍?!3.38ミリセカンドと大幅に長くなりました。

ピーク電圧も7.6キロボルトとアップ。

波形の立ち上がり、長さも悪くありません。

当然、失火も無くフケ上がりも問題ありませんし、アイドリングも安定。

まだ実走行していませんが、体感出来るくらいトルク感が出てると思います。

何となく、遠回りだけどしらみ潰しに部品交換してみる。

それもいい?かもしれません。

データを見比べ、無駄な部品交換はしない方がオーナー様もメカニックも負担が少ないと思います。

イグニッションアナライザー

先日、弊社で使用していたオシロスコープが絶命。その後安いオシロスコープを買ってみたけどイマイチ。

そんな話をメカニック仲間と話していると、自動車整備計測器メーカー『カイセ』のイグニッションアナライザーが良いぞ!っと言うはなし。

早速、カイセの営業技術の方に御足労頂いて技術指導とイグニッションアナライザーの使い方をレクチャーしていただきました。

素晴らしい。

なんで今まで使ってこなかったんだ!

ハンディオシロスコープよりお手軽、オシロスコープでは出来ない測定表示。

イベントでのトラブルシュートや、工場でのメンテナンスの時にも短時間で故障原因にたどり着けると思われます。

写真は、数年前弊社で取り付けたマルチスパークCDIがちゃんと機能しているか確かめたものです。

ダイレクトイグニッションではないので、ノイズが入ったり信号飛んだりしていますが、ちゃんとマルチスパーク点火しています。

点火時間も4.5msちょい

ピーク電圧9.8kvとナカナカ。

目に見えない、なんか勘でメンテナンスする電気回りですが、正確な測定器で整備する。

改めて大事だなと感じました。

当然、弊社の測定器に仲間入り!

今後イロイロな車輌データを取りたいと思います。