JENSEN HEALEY
最近は色々な車両が入庫
ジェンセンヒーレーはかなり珍しい車種ではないでしょうか?
エンジン不調?3500回転位しか回らないとの事
お時間頂きますが、キッチリ直させて頂きます!
最近は色々な車両が入庫
ジェンセンヒーレーはかなり珍しい車種ではないでしょうか?
エンジン不調?3500回転位しか回らないとの事
お時間頂きますが、キッチリ直させて頂きます!
爽やかな朝
一桁台まで気温が下がっていたのでエンジンオイルが固くなってます
その為エンジン始動が厳しい車も
サポート中の各車はオイルが固くなりセルモーターが重くなってはいましたがすんなりエンジン始動
今日は岐阜県高山市から富山県を通過、石川県輪島市まで381.6キロメートル走る過酷なルート
大体2日目からマイナートラブルが出始めますが、今回は1度もレスキュー要請の電話も鳴らずランチポイントへ
能登千里浜のなぎさドライブウェイは砂浜を走れる絶景スポット
快晴の千里浜は最高のドライブでした
ランチポイントから2日目ゴール迄は約200キロ
サポートしている各車は、ゴール迄何事もなく走り切りました
ゴール後のメンテナンスもチェック、清掃メニューのみ
早く終わったので後輩メカニック育成の為メンテナンスのお手伝い(邪魔してると言う)
結果、いつもの様に遅くまで作業していましたがキッチリメンテナンス出来たと思います
明日もエントラントの皆さんに楽しく走りきって欲しい!
作業開始したアルファロメオ。
先ずはリア回りの作業に着手。
この個体はかなり手が入った車両ですが、交換してから時間が経っていたり、面倒だったのか交換していない部品もちらほら。
今回のメンテナンスでリフレッシュします。
片側のピストンがちゃんと動いていなかった為パッドとブレーキローターの偏磨耗を確認。キャリパー、ローター共に交換します。当然ですが、パッドとパッドピンもセットで交換です。
続いてショックアブソーバの交換・・・でリアスプリングを外したらビックリ。
バネレートが違うスプリング?っと言う位ヘタってます。予定外ですがスプリングも交換ですね。
こんな事もあるかと思い105用ファーストロードスプリングセットを在庫していました。(英国車屋ですが)
バンプストップラバーやリボンストラップ、スプリングラバーを交換していない車両が多い様ですね。今回のメンテナンスでキッチリ交換させて頂きます。
綺麗な足回りになって気持ちいい。この後ブレーキパイプの腐りを発見。リア左右ブレーキパイプ、車体下側のブレーキパイプを製作交換しました。
まだまだ続きます。
フロントサスペンションをアッセンブリで取り外します。泥と油でコテコテ!
取り外したら全てバラシてから洗浄し各部のチェック。
キングピンのガタは少ないのでそのまま使用します。
バックプレート取り外して泥をドライバーで掻き出しって何回洗えばキレイになるんだろうか・・・
全て洗いワイヤーブラシで錆び取り。
ウレタン塗料でペイント。
作業前の左と作業後の右。
一目瞭然?綺麗に仕上がったかな?
何もせずにペイントしてリストア済みと言うことはワタクシには出来ないのでキッチリ作業。
フロントブレーキホイールシリンダー、ブレーキホース、ブレーキパイプ製作。ブレーキシューも当然交換します。
グリースニップルも新しくすると気持ちいいですよね。
さて、ここからチョッとしたモディファイをしますが、次回のお楽しみ。
クラッチトラブルで先日お預かりした948ccヒーレースプライト。
月末のイベントに乗りたい!っという事。
今までの経験では、部品が揃っていれば1.5日掛からないで終わるクラッチ交換作業。
しかし、何もないなんて事は無いのがクラシックカーメンテ。
メンテナンスのお見積を製作、オーナー様から作業進めて下さいとご連絡頂いたので早速エンジン降ろすと・・・
あれ?新しい?でもクラッチカバーにあるはずの物がない。
クラッチベアリングとクラッチカバーの部品が一体化!
うーん。恐らく最近ありがちなクラッチベアリングのカーボン部分が砕けて、カバーと一体化したのだろう。
っと思いましたが。
車をお預かりした時にオーナー様がクラッチが滑る。っと仰っていたのが引っ掛かってました。
この状態になるとクラッチスリーブシリンダーの移動量を越え、シリンダーピストンが飛び出しクラッチオイルが漏れてクラッチペダルスカスカ。クラッチ切れないっというのが通常。
クラッチスリーブは抜けてないのを確認。
なんとなくクラッチフォークを動かすとフォークのストローク位置がおかしい。
プッシュロッドを外してみると、延長加工されてました。
恐らくこの加工が原因でしょう。
クラッチの切れが悪い→切れを良くするためにロッド延長→クラッチ踏んでいなくてもクラッチ切れていてエンジン回転上げるとクラッチ滑り→ずーっとベアリングはクラッチカバーに当たっているのでベアリングは耐えられなくなりバラバラに。
最近、部品のクオリティーが下がったとはいえキチンとメンテナンスされていなかったら、どんな部品でも壊れてしまいますよねぇ。
エンジン降ろした時にしか出来ないエンジン清掃、エンジンリペイントもやっておきましょう!