オーバーヒート

トライアンフTR-3の車検お見積。

その前に、イベントでオーバーヒートしたと言うことで点検から開始。

ヘッド降ろす前に各気筒のコンプレッション、コンプレッションホールドテスト。

分解前の点検結果から4番シリンダーから若干のコンプレッション漏れを確認。

コンプレッションホールドテスターでは漏れの確認に至らなかったのは冷間時だった可能性もあるなぁ。

トライアンフのエンジンは、何機組んだか忘れた程手慣れたエンジン。

パパっとヘッドを降ろし

…?!

外したヘッドガスケットは怪しさ満点。

何でこんなに煤けてる?

原因はココ。

ガスケットが膨らんでいる部分。

ココからエンジンが暖まり金属膨張して隙間が出来ると、シリンダーの熱い圧縮圧力が弱いガスケットの隙間からウォーターラインに入り込み、オーバーヒートの原因を作る。

と推測されます。

ただ、ガスケットがこれだけ焦げてるのが気になる。

当然ヘッド側も黒く焦げてる訳なので

今回はオイルストーンで研ぐのではなく、エンジン加工屋さんに、ヘッド面研をして頂こうかと思案中。

先ずは見積もりを製作してお客様と打ち合わせしたいと思います。